考えが上手くまとまらない。混線して、淀んで、屈託して、世知辛い状況が身を置くことの大事さを営んで、なにも書くことがない……と唸る僕の尻を叩く。叩いて、何も書くべきじゃないことがなにかを書くに至らしめるのだとしたら、それは不治の病か万能の薬か…
クアトロフォルマッジ、お母さんが好きだった。チーズだけのピザ、僕は初めてそれを見た時に、「どうしてそんなの頼むんだ?」と不思議に思った。ピザにはサラミや、ピーマンや、ウインナーソーセージが輪切りになって乗っているものと思っていたし、そこに…
恥ずかしさの第一関節が折れている。根元から、ぐきりと折れ曲がってしまい、私の背筋は曲がっているし、身体は常に前傾姿勢をとるし、腕は常に居心地が悪そうな態度で身体の周りをうろちょろする。して、邪魔になりそうな雰囲気を察すると身を捩る。身体ご…
湯舟に浸かり、顔を沈めると耳の位置が気になり始める。耳穴に水が浸かるか、浸からないかのぎりぎりまで沈め、呼吸に合わせて膨らむ肺の体積分に水位が上昇した時に、耳の中に水が入り、『こぽ』という。そのまま水に顔まで浸かると、『こぽ』は『こぽぽぽ…
鴨の端、カモノハシの顔の感覚はかなり詰め詰めの関係値を示していて、葛根湯飲んで限りなくみなぎってきた括約筋を引き締め、感謝の心を忘れずに、描く、描く、描く。 3Bの鉛筆はざっと辺りを取るために使う丁度良い濃さで、2Bだと少し硬い。細くタッチを付…