2019-01-01から1年間の記事一覧
高3の春から続いたスランプは、センター試験が終わるまで続いた。 希林の言っていた、"ぼやけた印象で描け"という言葉の意味を考えながら描いていた。だが答えは出ない。このままでは浪人する羽目になるかもしれない。鉛筆を握る手がギリリと唸る。こんな閉…
高3を控えた春。前回の冬季講習で浮かれていた私は、美術室で1人でデッサンをしていた。鉄矢からの課題を黙々とこなす。途中どうやって描くかわからない部分があれば、東京藝大や多摩美・武蔵美の合格作品を見ながら描いていた。 私が受けようとしている大学…
東京から戻った私は、しばらくの間放心状態だった。頭の中であの日の出来事を反芻する。たった2日の出来事とは思えないくらい、自分の中で何かが変化したのは感じた。しかし、それがなにかはよくわからない。夏休みが終わってクラスの馬鹿騒ぎが聞こえてきて…
冬季講習でかなり自信がついた私は、そこから次の春季講習まで地面から1センチくらい浮いていた。たぶん、天使の輪っかもあった。学校生活で認められず、自分の見た目も好きになれない日陰者。そんな私に、1番が与えられたのだ。もっと褒められろ。見返して…
春、高校2年生になった。私の科は2年になると、部活動推薦での受験を目指す1組と、勉強で資格を取り推薦を貰う2組に分かれる。もちろん私は2組だ。 この学校ではセンター試験を利用して受験をする生徒は皆無。大昔に1人だけ慶応に受かった人がいたらしいが、…
扉を開けて出迎えてくれたのは3年の美術部の先輩だった。慣れているのか、くだけた感じで話してくれた。先輩はどうやら部長とのこと。男子生徒は自分だけで、他は全員女子と聞いていたので不安だった。ひとまず、挨拶した。部長は"ゆう先輩"と呼ばれているら…
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